2013年4月19日金曜日

Lubuntu13.04のUSBへのインストールから初期設定まで

数年前、UbuntuをUSBブートで動かそうとしたところ、遅くて使い物にならなかったことがありました。しかし、最近、Lubuntuっていう軽量のディストリビューションがでたということを聞いて試したところ、かなりサクサク動くことが判明。しかも、Officeも問題なく動くんですよ。
ってことで、ここに健忘録を兼ねてまとめてみました。

USBメディア:ちょっと前に買ったUSB2.0では高速のUSBフラッシュメモリーです。
      転送速度30MB/s。今なら、USB3.0でもっと速いです。
      Officeを入れることを考えると最低16Gを買ったほうがいいと思います。
      FAT32でフォーマットしておきます。

USB2.0で使うことを考えるとこのUSBメディアが一番のようです。

もう売ってないので、同等のUSB3.0も使えるものを紹介しておきます。


パソコン: VAIO X  メモリ2G ハードディスクが壊れてしまって放置してあったものです。
     BIOSは生きているので、これを使えるようできればと思っていました。


1.LiveCDあるいはLiveUSBの作成

https://help.ubuntu.com/community/Lubuntu/GetLubuntu
のサイトからファイルをダウンロード。今回の場合は32-bitなので、lubuntu-12.10-desktop-i386.isoをダウンロードした。サイズは708MBこれをCDに焼いてLiveCDをつくる。

現在、新しいバージョンLubuntu13.04がリリースされています。そちらをインストールする場合には、こちらのサイトからlubuntu-13.04-desktop-i386.isoをダウンロードしてください。



LiveUSBをつくる場合は以下の通り。(Universal-USB-Installerを使う場合)

Step1 Try unlisted linux OS (この指定で4G以下のUSBでも作製できるようになる。但し、1G以上の容量は必要)
Step2 さっきDownloadしたISOファイルを指定
Step3 USBのドライブレターを選ぶ (USBはインストールするものとは別のLiveUSB用を使用する。)
Createを押す。

以上で、インストール用のLiveUSBができる。


2.インストール

LiveCDあるいはLiveUSBを入れて、再起動する。

Language>日本語を選ぶ
Lubuntuをインストールを選ぶ
ようこそ画面 日本語 続ける
Lubuntuのインストール準備 チェックは入れずに続けるを押す
インストールの種類 それ以外にチェック 続ける
デバイスに作成するUSBの中のパーティション部分を選んでその部分をダブルクリック
ext4を選ぶ、マウントポイントは”/”を選ぶ
スワップファイルは作らない。(USBブートの場合スワップの読み込みが良くなさそうなので)

下の方のブートローダーをインストールするデバイスのタブがあるので、作成するUSBを選択

Tokyoを選択
キーボードレイアウトは日本語で
名前、パスワードを入れる。
そのあと、インストールが始まる。(結構時間がかかる。)

3.インストール後の設定

・アップデート等
アクセサリー>LXTerminalを立ち上げて、以下のコマンドを打ち込む。

sudo apt-get install python-software-properties
sudo add-apt-repository ppa:lubuntu-desktop/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install --no-install-recommends lubuntu-desktop
sudo apt-get dist-upgrade
sudo apt-get autoclean
cd /var/cache/apt/archives
sudo rm *
一度再起動する。
参考にしたサイト

・日本語変換の設定
システムツール>Synapticパッケージマネージャーを立ち上げて、ibus-mozcを検索し、チェックを入れて、適応をクリック。
一度、ログアウトしてから、キーボード・インプットメソッド>インプットメソッドのタブから、MOZCを選択する。

・コーデック、解凍等の詰め合わせをインストール
sudo apt-get install lubuntu-restricted-extras

・OS起動画面の削除
Grub customizerを導入して、設定する
sudo add-apt-repository ppa:danielrichter2007/grub-customizer
sudo apt-get update
sudo apt-get install grub-customizer

システムツールからプログラムを立ち上げて、General Settingsのタブから、show menuのチェックを外す。

・MACアドレスの調べ方
ifconfig

・パーティションを管理するソフトを入れておく
sudo apt-get install gparted

システムツール>gpartedから起動

・VAIO Xでのサスペンドの復帰ができないの修正
sudo mv /usr/lib/pm-utils/sleep.d/99video /usr/lib/pm-utils/99video

・Skypeも問題なく動きます。
こちらのページを参照しました。


・apt-getで導入したアプリのアンインストール
apt-get autoremove ソフト名

・システムプログラムの問題が見つかりました。の非表示
これをやっていいかどうかはわかりませんが、邪魔ってひとはこちらのサイトを参照してみてください。

・日本語のフォルダ名を英語に変える
env LANGUAGE=C LC_MESSAGES=C xdg-user-dirs-gtk-update

・VLCのインストール
動画を見るソフトを入れておく
sudo apt-get install vlc

・パネルの位置を上に変える
やっぱりUbuntuっていったら、パネルの位置は上でしょ。っていうひとはパネルを右クリックして、パネルの設定から変えられます。やっぱり、上がしっくりきますねw

・ファイルのコピー
リナックスを使ってるとまず、イラッとすることがファイルをコピーしようとすると権限がどうとかいってうまく移動できないことかと思います。
これをできるようにするには、ファイルマネージャー(フォルダ)のツール>rootユーザーとして、このフォルダを開くとしてやれば、問題なくファイルのコピー・移動ができるようになります。

・ランチャー
ここまでくるとマックのDOCKのようなランチャーを入れてみたくなります。
Ubuntuのドックといえば、やっぱりDockyかな。でもLubuntuでも動くのか。
sudo apt-get install docky
でインストールできるようです。でもなんか違う。
透明度の設定が必要のようなのでこのサイトにしたがって、xcompmgrを導入する。
スタートアップフォルダにファイルを置く必要があります。(サイトの記事参照)
設定で、スタートアップにチェックして、賢く隠すを選ぶ。















使ってみた印象は、思った以上にサクサク動いて、十分実用に耐えそうです。
あと、仕事に使うことを考えるとOfficeが使えるといいですよね。次の記事にインストールの仕方を紹介します。
これで、USBを持って歩けば、いつでもどこでもパソコンさえあれば、自分の環境で、Lubuntuが使えます。
海外なんかで、日本語の環境を使いたいときとかは便利ですよね。

役に立ちそうな情報があれば、随時書き足します。


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